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商用EV「F11VS」に荷室高150mm拡大の「3人乗りミドルルーフ仕様」が登場

商用EV「F11VS」に荷室高150mm拡大の「3人乗りミドルルーフ仕様」が登場

フォロフライ株式会社は、1トン積載クラスの商用EV「F11シリーズ(エフジュウイチ)」のF11VS(エフジュウイチブイエス)に、新しいラインアップとして「3人乗りミドルルーフ仕様」を追加しました。3人乗りモデルをベースに荷室高を150mm拡大したモデルで、発表当日から受注を開始しています。

商用EV「F11VS」に荷室高150mm拡大の「3人乗りミドルルーフ仕様」が登場

「荷室にもう少し高さを」という現場の声に対応

F11VSは2026年1月に販売を開始しました。ラストワンマイルから中距離輸送までこなす高性能EVバンとして全国各地のユーザーに採用され、先行生産分の100台を完売しています。6月には、乗車定員を3名に拡張した3人乗りモデルもラインアップに加わりました。

その一方で、ネット通販(EC)の配送を手がけるユーザーからは「荷室にもう少し高さが欲しい」「かさばる荷物を一度に多く運びたい」という声が寄せられていました。衣類クリーニング関係のユーザーからは「ハンガーに掛けた衣類を、たたまずに吊るしたまま運びたい」という要望もあったといいます。こうしたニーズに応えるために設定されたのが、3人乗りモデルの荷室高を拡大した今回のミドルルーフ仕様です。

クリーニング配送での使用イメージ
クリーニング配送での使用イメージ

荷室高1,530mm、荷室容積は約7.0㎥へ

ミドルルーフ仕様の全高は2,220mmで、標準ルーフより210mm高くなっています。荷室高は標準ルーフより150mm高い1,530mmです。荷室の長さ2,690mmと幅1,700mmは変えずに、荷室容積を約6.3㎥から約7.0㎥へ、約11%拡大しました。背の高い荷物を立てたまま積めるほか、ハンガーに掛けた衣類を吊るしたまま運ぶこともできます。

乗車定員は3名、最大積載量は1,000kgです。バッテリー容量、走行性能、安全装備、快適装備は3人乗りモデル(標準ルーフ)と共通です。用途としては、EC関連の宅配をはじめ、家具・家電・衣類クリーニングの配送や、イベントの設営・撤収などが挙げられています。いずれも、かさばる荷物を扱う業務や、複数名での乗務が必要になる業務です。

今後は2つのタイプから選べるようになります。ひとつは全高2,010mmで、高さ制限2.1mの駐車場にも入れる「標準ルーフ」です。もうひとつは荷室容積を重視した「ミドルルーフ仕様」です。走行ルートや駐車環境、積む荷物に合わせて選択できます。

3人乗り 標準ルーフとミドルルーフ仕様の比較

  • サイズ:標準ルーフ 全長4,990mm×全幅1,980mm×全高2,010mm/ミドルルーフ仕様 全長4,990mm×全幅1,980mm×全高2,220mm
  • 荷室寸法:標準ルーフ 長2,690mm×幅1,700mm×高1,380mm/ミドルルーフ仕様 長2,690mm×幅1,700mm×高1,530mm
  • 荷室容積(計算値):標準ルーフ 約6.3㎥/ミドルルーフ仕様 約7.0㎥(約11%拡大)
  • 最大積載量:標準ルーフ 1,050kg/ミドルルーフ仕様 1,000kg
  • 車両重量:標準ルーフ 2,250kg/ミドルルーフ仕様 2,330kg
  • 航続距離:標準ルーフ 479km(WLTP、2人乗り標準ルーフでの参考値)/ミドルルーフ仕様 446km(WLTP)
  • 価格:いずれもオープン価格

3人乗り標準ルーフのスペックは、バッテリーが82.8kWh、最高出力が170kW、最大トルクが336N・mです。充電は普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応しています。モデル共通の安全装備は、運転席・助手席エアバッグ、後退時車両接近警報、車線変更支援、衝突被害軽減ブレーキ、歩行者衝突警告、追従機能付クルーズコントロール、360°全方位モニター、オートライトなどです。快適装備には、運転席・助手席のシートヒーターとベンチレーション付シート(センターシートは除く)、ヒーター付ステアリング、チルトステアリング、スマートキー、オートエアコン、CarPlay対応などがそろっています。

ミドルルーフ仕様
ミドルルーフ仕様

走行にかかる費用はディーゼル車の約4分の1

ミドルルーフ仕様の価格はオープン価格です。国の補助制度として、一般財団法人環境優良車普及機構(LEVO)が執行する「令和7年度補正予算 商用車等の電動化促進事業(トラック)」を利用できます。補助額は事業用で最大401万2,000円です。これはF11VSにおける事業用の補助基準額で、発表時点の情報です。

ランニングコストについて、同社は夜間充電を中心に運用すれば、1kmあたりの燃料費(電気代)を約3〜4円に抑えられるとしています。軽油車のおよそ16円/kmと比べると、最大で約4分の1です。年間2万kmを走る車両の場合、燃料費だけで年間20万円以上の削減も見込めるといいます。試算条件は、軽油159円/L・燃費10km/L、夜間電力単価20円/kWh(関西電力エリアの事業者向け夜間時間帯別プランを想定)、F11VSの電費5.8km/kWh(カタログ値)で、26年9月時点のものです。走行条件や契約電力プランによって変動します。また、燃料市況に左右されにくいEVのコスト予見性は、車両管理や予算計画の観点からも高く評価されているとしています。

出典:フォロフライ株式会社